「富士山頂でのご来光は憧れだけど、混雑が気になる…」 そんなあなたに!
今回は、富士山7合目の山小屋で迎えた、静かで美しいご来光体験をご紹介します。
山頂にこだわらずとも、雄大な自然の中で特別な朝を迎えられる感動を、ぜひお楽しみください。
初めての富士登山で日帰りという無茶をした私はリベンジ富士登山に燃えていました。
翌年(2016年)に、吉田ルートで再挑戦しました。
今回は、吉田ルートにある「トモエ館」という山小屋を選びました。
2人用の個室で、窓からは雄大な富士山を一望できます。
八合目や九合目で泊まらなかったのはなぜ?
理由はいくつかあります。
- 予約をしたのが登山日の直前で、上の方の山小屋が空いてなかったから
会社員の私たちは基本的に土日休みなので、平日は登れません。2日間にわたって登山をするので、天気予報とにらめっこをしながら日程を決めました。山の天気は変わりやすいので直前まで待って「よし!ここなら行ける!」という日程で登山日を決めました。七合目の山小屋の方が比較的空いている所が多かったです。 - 少し下の方が空いていると考えたから
頂上でご来光を見たい方は、夜中に山小屋を出発して頂上を目指します。1日目に少しでも上の方まで行っておきたいと思うのは当然の事です。寝るときにぎゅうぎゅう詰めという噂を聞きました。(コロナ渦の後は山小屋によっては状況が変わっているかもしれません。) - 「トモエ館」は個室があったら
お世話になったトモエ館は個室がありました。
2人1部屋の個室で、着替えも干せました。
スケジュール【1日目】
夕方に吉田ルートの五合目を出発。
(2024年から、吉田ルートでは16時以降の登山は禁止になりました。変更することもあるので登山前に確認して下さい。)
およそ2時間で「七合目トモエ館」に到着
夕飯は、おいしいカレーをいただきました。
スケジュール【2日目、ご来光】
ぐっすり眠って迎えた翌朝5時。いよいよ、ご来光の時間です。
山小屋の中からも見る事ができます。
山小屋のサンダルをお借りして、外に出てすぐにご来光を見る事ができました。
混雑していなかたったので、自分のペースでシャッターを切り写真に収めることができました。
少しずつ顔を出し始めた太陽。
感動せずにはいられません。
スケジュール【2日目、頂上へ】
朝食を頂いた後、準備を済ませ頂上へと出発しました。
だいたいお昼くらいに頂上に到着しました。
スケジュール【2日目、下山】
名残惜しい気持ちを抱きながら、頂上を後にし、下山を開始しました。
夕方に五合目に到着しました。
まとめ
富士山でのご来光と言えば頂上で見るもの!と思う方も多いと思いますが、今回は山小屋での鑑賞の経験をご紹介しました。
混雑をさけてゆっくり見たい方や、夜間に登りたくない方、頂上まで登る自信はないけどご来光を見たい方など、選択肢に加えていただけたら嬉しいです。
最後に、山小屋で見るご来光の「メリット」「デメリット」をお伝えします。
どこでご来光を見ても、富士登山はすばらしい経験になると思います。
あなたも、自分だけの富士登山を楽しんでみませんか?
メリット
- 夜中に出発しないので、山小屋でゆっくりできる。
- 朝まで山小屋で寝れる。
- 混雑を避けてご来光を見れる。
- 人が少ないので、ベストポジションで写真を撮ることができる。
- 山小屋が個室の場合あり
デメリット
- 頂上でご来光を見れない。
- 2日目の行程が長い。
- 帰りの時間が遅くなる。(頂上で見る場合は午前中のうちに下山できます。)